かつての一橋大の問題は、2006年度の第2問、第3問に代表されるように「本当に考えさせる素敵な問題が東大」、「教科書をしっかり読む努力が報われる良心的な問題が阪大」だとすると、その対局にあった。

 「素敵でもないし、良心的でもない。」
 

 そして出題者は高校の日本史の教科書を読んでいない!


 2009年度の出題あたりから改善の傾向が見られるが、それでもぼくから見ればやはり「・・・」な出題は見られる。
 しかし受験生は泣き言をいっても始まらないので、「全部で400字」という変則的な出題方法をうまく利用して、 「これは書ける!」という問題を見抜いて、しっかり書ききることが大切である。
 
 「これが本当の模範解答だ」というものは、インターネット上でも駿台や河合塾が発表している。
 そこでぼくは、「予備校にも通っていない現役受験生が、教科書だけを利用して解答をつくるとしたらどこまで書けるか。」という視点で2009年度以降の解答案を考えてみた。

 ぼくは基本的に受験生は、学校で使用している教科書1冊を読み込むべきだという考えである。そこで最もシェアの広い山川出版社のもので書ける答案を作成した。

  2006年度 第1問   第2問   第3問  


 再開後作成しました。

  2009年度 第1問   第2問    第3問

  2010年度 第1問    第2問   第3問

  2011年度 第1問 (古代から現代までの法制史)

          第2問 (井上馨の条約改正とその影響)

          第3問 (第一次世界大戦後の国際情勢)

  2012年度 第1問 (古代から近世の都市のあり方)

          第2問 (明治から昭和前期の繊維産業の動向)  一橋大学、本当に改心したか!?

          第3問 (大日本帝国憲法と日本国憲法の相違点)

  2013年度 第1問 (近世の身分制)
          
          第2問 (日露戦争と第一次世界大戦)

          第3問 (岸信介と日本の動向)


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