窓  『キーワード 三大改革』

 各改革の用語とキーワードをまとめてみました。本編で述べた紛らわしいものを、色分けしています。(同じ色のものが対応しています。)

享保の改革8代徳川吉宗←紀伊藩主)
1.「米価安の諸色高」→米公方
2.上米(1722)=大名に1万石に付き八木(米)100石上納させるかわりに参勤交代の在府期間を半減(半年と)する。財政が好転した8年後に廃止(参勤交代ももとに戻る)
3.足高(1723)=人材登用、室鳩巣
4.年貢増徴=検見法→定免法(文章で説明できるように)。畑地からの年貢増収策(西日本の綿作に着目)。町人請負新田奨励(武蔵野新田)
5.相対済し令(1719)=裁判事務の簡素化(昔ながらに「旗本・御家人の救済」で出す大学(出題者の勉強不足が露呈するが)がある。)
6.目安箱(1721)=将軍自ら読み、他見禁止。評定所前に設置→小石川養生所、江戸町火消しがつくられる。
7.公事方御定書(1742)=司法の整備(判例集)、大岡忠相、下巻=御定書百箇条
8.漢訳洋書輸入の禁の緩和=実学奨励、キリスト教以外
9.人材登用→田中丘隅『民間省要』、青木昆陽『蕃薯考』(甘藷先生)
10.株仲間公認
11.質流し禁令(1722)→質地騒動で撤回

田沼意次(9代徳川家重、10代家治
1.側用人から老中にまで出世
2.株仲間の奨励→運上、冥加の徴収
3.専売制(座)=銅・鉄・人参(朝鮮人参)・真鍮
4.印旛沼・手賀沼の干拓(中断)
5.貿易奨励→俵物(中国向け食糧用海産物)を長崎から輸出して金銀を輸入→蝦夷地開発(工藤平助『赤蝦夷風説考』)
6.定量計数銀貨=南鐐二朱銀・明和五匁銀
7.浅間山の噴火→天明の大飢饉

寛政の改革(老中松平定信←11代徳川家斉の初政
1.吉宗の孫。白河藩主
2.囲米(1789)=飢饉対策(各地)→社倉・義倉
3.七分金積立(1791)=飢饉対策(江戸)→町入用の節約分の7割を町会所に積み立てた
4.旧里帰農令(1790)=農村再建(強制ではない)
5.石川島人足寄場(1790)=江戸の治安対策(無宿人)
6.棄捐令(1789)=旗本・御家人の経済的救済→札差
7.寛政異学の禁(1790)→朱子学(正学)⇔異学(古学・陽明学)
8.出版統制=林子平(『海国兵談』『三国通覧図説』)・山東京伝(洒落本)
9.尊号一件(1789)=家斉と対立、失脚の原因となる。

大御所時代(11代徳川家斉)
1.関東取締出役(1805)=関八州の治安維持(役人)
2.寄場組合(1827)=農村の自警団
3.大塩平八郎の乱(1837)=元大坂町奉行与力→1日で鎮圧

天保の改革(老中水野忠邦←12代徳川家慶
1.株仲間解散令(1841)=物価の引き下げをはかったが逆効果→10年後に再興
2.人返しの法(1843)強制的帰農
3.上知令(1843)=江戸・大坂周辺地の幕領化→失敗→水野忠邦失脚の原因
4.出版統制=為永春水(人情本)

(2005.3.12更新)
 

本編へ戻る
窓・発展目次へ戻る
トップページへ戻る