江戸時代の朝廷に関する研究は近年になって盛んとなり、江戸時代におけるその存在の意義や果たした機能が、さまざまな側面から解明されてきている。下に掲げた年表を参考にして、江戸時代初期の幕府と朝廷との関係の特徴を、5行以内で記せ。
1603(慶長8)年 徳川家康、征夷大将軍に任命される。
1605(同 10)年 徳川秀忠、征夷大将軍に任命される。
1615(元和1)年 幕府、禁中並公家諸法度を定める。
1617(同 3)年 朝廷、亡くなった徳川家康に、東照大権現の神号を勅許する。
1623(同 9)年 徳川家光、征夷大将軍に任命される。
1627(寛永4)年 幕府、大徳寺などの僧の紫衣着用の勅許を無効とする。
1645(正保2)年 朝廷、日光東照社に宮号を勅許する。この結果、日光東照宮となる。
1646(同 3)年 朝廷、幕府の要請により、日光例幣使(1)を派遣する。
幕府、朝廷の要望をいれ、長く中絶していた伊勢例幣使(2)の再興を認める。
注 (1) 日光例幣使:日光東照宮に礼拝のため、朝廷から毎年派遣された使い。朝廷の東照宮に対する崇敬を示す。
(2) 伊勢例幣使:朝廷から、伊勢神宮に毎年派遣された使い。15世紀後半以来、中絶していた。
チャート図 pdf (空欄あり) → チャート図 pdf (空欄補充) → 野澤の解答例と解説
2011.4.23